錦織圭選手が福島県の子どもたちとテニスワークショップ!
KEI for KIDS by TAG Heuer(ケイ フォー キッズ バイ タグ・ホイヤー)開催!
東日本大震災の復興を応援!
錦織圭選手とのテニスワークショップで子どもたちに元気を!
サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手、女子テニスのマリア・シャラポワ選手をはじめとするトップアスリートとパートナーシップを結んでいる、1860年創業のプレステージウォッチブランド「タグ・ホイヤー」。錦織圭選手も2012年にアンバサダーに就任し、2013年、2014年には日本限定のコラボレーションウォッチも発売しました。
そしてこのたびタグ・ホイヤーでは、錦織圭選手とのアンバサダー契約を来年2015年に向けて更新。それを記念し、また11月に開催された「ATPツアーファイナル」での活躍を祝して、松屋銀座屋上の特設会場にて、錦織圭選手を迎えて、福島県相馬市の子どもたちとのチャリティーテニスイベント『KEI for KIDS by TAG Heuer(ケイ フォー キッズ バイ タグ・ホイヤー)』を開催しました。
タグ・ホイヤーは高級時計宝飾ブランドグループ「LVMHウォッチジュエリー」のブランドのひとつ。LVMHグループでは福島県相馬市の震災後の子どもの心のケアをする施設「LVMH子どもアート・メゾン」の建設支援を行なっており、本日のイベントはその活動の一環として行なわれました。
タグ・ホイヤーの新しい広告は「Don’t Crack Under Pressure – プレッシャーに負けるな。」。錦織圭選手や子どもたちのように、プレッシャーに負けず、自らの限界に挑戦する人々を応援しています。
聞きたいことがたくさん! 子どもたちから錦織圭選手へ質問!
ー 試合した中で、一番強かった人は誰ですか?
錦織圭選手
何人かいるけど、やっぱりフェデラーと、ナダル、ジョコビッチの上位の3人が一番、僕の中では大きな壁。近づいて来ているなという実感もありますが。でも強い選手に勝っていくのが今は一番楽しい状況ですし、これからこの3人に勝っていけるようにがんばりたいです。
ー 僕はミスをするとうまくプレーができなくなるのですが、錦織選手のように強い精神力を持続するにはどうしたらいいですか?
錦織圭選手
これは一番難しい問題で、やっぱりミスをしたら誰でも悔しいし、でもその悔しいという気持ちが力に変わるから、悔しいと思わなくなったら、もう強くなっていかなくなると思う。
僕は、試合中はなるべく“平常心”でいるように、顔に出さないようにしたり、下を向かないようにしたり、胸をしっかり張って、負けているときでも強い気持ちで、これから何をしたら、どういう戦略を立てれば相手に勝てるかいろいろなことを考えているのが、逆転できる秘訣だと思います。「平常心」「平常心」と言っても難しいと思うけど、試合中は、なるべく無駄なことは考えないようにしています。
ー 今の強い錦織選手になるまで、どのような苦悩がありましたか?
錦織圭選手
一番苦労したのはケガをしているときですね。2009年に肘の手術をして、ほぼ1年試合に出られず、テニスも2ヵ月くらいまったくできなかったので、そのときが一番苦しいときで、目標も失いかけたけど、やっぱりテニスが好きという気持ちがモチベーションになっていました。この“好き”という気持ちを忘れないことと、常にテニスを楽しむこと。テニスじゃなくても、勉強でも他のスポーツでも、成し遂げていけるという楽しさをどんどん味わうことでモチベーションもあがってくるし、それにはやっぱり同じくらい努力も必要なので、苦労した先には美味しいことが待っているので、常にあきらめずにいることが大切ですね。
ー 錦織選手にとって、テニスはどういうものですか?
錦織圭選手
一番の趣味と言うか、本当に幸せだと思うのは、趣味が自分の仕事であり生き様になっていることですね。同じ世代を見ても、好きなことをできていなかったりします。今はテニスはあまり仕事という思いはなくて、趣味の延長線上で生きていられているのは本当に幸せです。自分が好きなことをなるべく小さいころに見つけて、極めていけたら、それがたぶん、人間の一番の幸せというか生き様になると思うので、ぜひ打ち込める、没頭できるものを探してもらいたいです。
最後に錦織選手は子どもたちへ、もしテニスを続けていたら、将来同じコートに立てたらいいなと、そして2020年の東京オリンピックを目指して欲しいと語り、子どもたちとのテニスワークショップは終了しました。
また錦織選手は、集まった報道陣からの質問にも答えてくれました。
ー 子どものころに松岡修造さんにテニスを教わったと思いますが、子どもの頃の松岡さんとの思い出は?
錦織圭選手
修造さんとの思い出は、怖いイメージしか残っていないんですけど、それが修造さんの情熱でもあったし、あの「修造チャレンジ」のおかげで世界への第一歩目を踏み出すことができたので、本当に感謝しています。僕もいつか、現役中は難しいですが、引退したら、日本のテニスに関わることができたら嬉しいですね。
ー トップ5になって意識して変わらなければいけないところと、逆に変わってはいけないところは?
錦織圭選手
来年は毎試合が挑戦者ではなく、ディフェンドする大会も増えてくるので、常に平常心を保ってあまり意識しすぎないことが重要になってくるので、テニスだけではなく、気持ちの部分で戦っていかないといけない部分も増えると思います。USオープンも決勝まで行って、その後もしっかり結果を出せていけたので、常に向上心を持って、あまり自信過剰になりすぎないように注意したいなと思っています。
最後に錦織選手は「今日はありがとうございます。楽しい時間を過ごさせていただきました。来年はランキングをあげていきたいですし、もっといい結果を残せるようにがんばりますので、ぜひぜひ応援よろしくお願いします」と来年への豊富を語り、『KEI for KIDS by TAG Heuer』は終了しました。
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