日本は狭い!? 屋久島までの1,500kmを約9時間で移動!
山に海にと遊ぶと、荷物もそれなりに。借りられるものはすべて現地で借りると割り切ってもいいかもしれません。かなり余裕を持って家を出たのに、荷物が多いとエレベーターを使わなければならず、空港まで行くのに通常の1.5倍ほど時間がかかりました。
羽田空港から鹿児島空港まではおよそ1時間30分、そこからフェリー乗り場の鹿児島本港南までリムジンバスで約1時間、高速船で屋久島宮之浦港までが約2時間、自宅から宿までのドア to ドアだと約9時間ほどでした。早起きすればおやつの時間には屋久島にいるわけで、改めてこれってすごいことだと実感。屋久島までは羽田空港から約1,500km。日本国内なら、たいていのところへは半日で行けちゃうんだなと、もっといろいろ子どもたちを連れて行きたいなと改めて感じました(時間ではなく別の問題の方が大きいですが‥‥)。
フェリーの到着した屋久島宮之浦港から宿までは、歩いて10分ほど。荷物を置いたら歩いて10分ほどのところにあるレンタルショップへ行き、明日からの装備をレンタル。今日のナイトウォークは夜、そして縄文杉は夜明け前から歩きはじめるのでヘッドライトを追加でレンタルし、携帯用のトイレを購入。宿に戻って一休みしたら夕食を食べ、19時から「ナイトウォーク&ウミガメ孵化観察」に出かけます。
「ナイトウォーク&ウミガメ孵化観察」でたくさんの子ガメと遭遇!
ガイドさんがクルマで宿に迎えに来て、いくつか宿を回ってお客さんをピックアップしたら、宿のある宮之浦とはちょうど反対側、島の南西側にある夜の「大川の滝」を見て(と言っても、ライトはあっても暗くて良く見えず、でも滝の音と水しぶきはすごかった)、次に「照葉樹林」の暗がりでしばし瞑想、その後、栗生浜へ移動してウミガメの孵化を見に行きます。
服装はトレッキングをするのとほぼ同じ。途中何度か雨が降って来て、リュックの中にレインウェアは欠かせないと実感。装備が濡れれば、明日のトレッキングにも影響します。
「照葉樹林」ではライトを消して、5分ほどみんなで暗闇を楽しむ瞑想を。風や木々のざわめき、虫や動物の鳴き声などがよく聞こえ、夜空の明るさを感じられました。怖さは特に感じることなく、朝までいられそう。とても気持ちのいい時間でした。
栗生浜へ移動し、ウミガメの孵化を探します。自然のものなので見られないこともあるのですが、ガイドさんも驚くほどたくさん見られました。孵化したウミガメは、闇の中でも海へ向かって一直線。光のある方に進むのですが、海は光が反射していたり、同じ暗闇でも多少明るく、そこを目指して進みます。なのでライトを持っていると、そこに集まって来てしまいます。ライトを消して、小さなカメを踏まないよう、注意して観察します。
人の足跡など大きなくぼみがあると、そこからなかなか出られなかったり、ひっくり返ってしまったり、小さな子ガメには行く手を阻むものばかり。しかしそれをひとつひとつ乗り越え海へ向かう姿は、健気で可愛いというだけではなく、なんとか無事に大きくなってほしいなという願いもこみ上げてきます。というのも、生まれた浜に大きくなって戻ってくるのは、500匹の子ガメのうちの1匹ほど。今、見ている子ガメは、もう二度とこの浜に戻ってこられない確率の方が、遥かに大きいのです。子ガメとはいえ甲羅はあるし、固そうなイメージですが、鳥や魚にとってはごちそうのようで、ほとんどが食べられてしまうそうです。
雨も本降りになることなく、たくさんの子ガメに会えて大満足のツアーを終え、宿に戻ったのは12時をまわっていました。明日の「白谷雲水峡」トレッキングとシュノーケリングに備えて早めに就寝。海には2〜3匹ほどウミガメが根づいているそうなので、明日のシュノーケリングで見られるといいな。
■ 準備:屋久島ツアー選び・準備・服装・持ち物
■ 初日:屋久島ナイトウォーク&ウミガメ孵化観察
■ 2日目:白谷雲水峡トレッキング&シュノーケリング
■ 3日目:縄文杉トレッキング
■ 最終日:屋久島旅行費用総額!
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