恐竜はなぜあんなに大きいのか? その謎がわかる!?
幕張メッセで2015年7月18日(土)から開催される『メガ恐竜展2015』は、“なぜ恐竜があんなに大きくなったのか?” の謎に迫る展覧会です。その謎に迫るさまざまなアプローチや解説が、質問形式で子どもにもわかりやすくパネルで紹介されていたり、展示物の比較を見て理解できたり、さらには「しつもんコーナー」も設置され、子どもの質問にも答えてくれるなど、小さな子どもでも理解できるさまざまな工夫が施されています。難しいところは親御さんが説明するなど、大人にとっても新しい発見がたくさんあると思うので、いろいろな話をしながら一緒に楽しめそうです。

「メガ恐竜展2015」監修をつとめた総合監修のマーティン・サンダー教授(写真中央)
目玉展示のスペインで発見されたヨーロッパ最大の恐竜「トゥリアサウルス」の復元骨格(半身)は、“恐竜ってこんなに大きいんだ” ということが改めて実感できるほど迫力満点! もちろん大人でも見上げる大きさですが、子どもはどんな気持ちでこれを見るんだろうと思わずにいられません。本場スペインでも公開されていない頭部の化石が初公開されているのも嬉しいポイントです。
会場内は9つのパートで構成
体の大きさをテーマに人類までの歴史を辿る!
展示はただ大きな恐竜を紹介しているだけではなく、会場入口から出口に向かって現代に近づいて行きます。太古の海に住む巨大生物にはじまり、地球史上もっとも大きな陸上動物「竜脚類(りゅうきゃくるい)」が登場しはじめた三畳紀、もっとも繁栄したジュラ紀、恐竜が絶滅を迎える白亜紀、そして哺乳類の登場と、なぜ哺乳類は巨大化できなかったのかと、全部で9つのパートで構成され、体の大きさをテーマに人類までの歴史を辿るという、なかなかおもしろいアプローチです。
もちろん巨大化の理由については今なお研究中で、まだまだ謎は残ります。展覧会を見たあと、しばらくはその謎解きでも楽しめそうです。
【体験レポート】ヨーロッパ最大の恐竜「トゥリアサウルス」がマルキューブに出現! 総合監修を務めるボン大学のマーティン・サンダー教授が見どころを紹介!

全長58m、体重122tの史上最大とも言われる「アンフィコエリアス」の胴骨の一部。しょっぱなから巨大!

太古の海に住む巨大生物たち。大きなワニや原始的なクジラなど、さまざまな古生物を展示

会場内には、実際に触れる化石もたくさんありました。写真は「カマラサウルス」の上腕骨

「どうやって恐竜の重さを測るのか?」。言われてみれば、わかりませんよね? 会場内には、このようなパネルがたくさん。巨大化に関するさまざまな疑問にわかりやすく答えてくれます

いよいよ地球史上最大の陸上動物となる「竜脚類」が姿を現します

「(恐竜は)どこまで大きくなる?」。私たちの身近にいる動物などと比較して解説してくれます

いよいよ登場! ヨーロッパ最大の恐竜「トゥリアサウルス」の復元骨格(半身)。大迫力です!

骨格のとなりには「トゥリアサウルス」の復元図。巨大化した理由を体の特徴から解説しています

「しつもんコーナー」。子どもたちからは、どんな質問が寄せられるでしょう? ちょっと知りたいですね

「トゥリアサウルス」の首の骨格は、大きな会場の屋根の骨格そっくり。軽いけど強いんです

日本初公開!「トゥリアサウルス」の下頭骨。これだけでもなんか迫力あります

これ、何だと思いますか? 巨大な竜脚類のウンチの化石です。触っていい化石で、ちょっと恐る恐る触ってしまいました。ウンチも1億5,000万年もときが経つと触りたくなるんですね

子どもたちのアイドル「ティラノサウルス」の骨格も展示されている白亜紀の恐竜たち

「ティラノサウルス」は全長13mにも達する最大級の獣脚類恐竜。陸上での生態系の頂点にいた捕食者と考えられている

「トリケラトプスを食べるときのお食事マナー」を紹介。なかなかすごい食べっぷりです‥‥

食べられちゃった「トリケラトプス」でしょうか‥‥

恐竜が絶滅したあとに台頭した哺乳類の時代に突入。写真はお馴染みのマンモス

哺乳類は恐竜ほど大きくなれませんでした。巨大化の限界の謎にせまります

全長3mを超える大型の植物食動物「パラミロドン」
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