肩車、抱っこ、子どもと一緒にライブを楽しむ!
ゆりかもめの「新豊洲」駅から徒歩30秒にある「豊洲野外音楽広場」。2020年の東京オリンピックに湧く湾岸エリアにある広大なスペースからは、豊洲の高層ビル群はもちろん、東京タワーとスカイツリー、レインボーブリッジも見える好ロケーション。そしてここだけ大きな穴がぽっかりと開いたように、見渡す限りの空が広がっている。ここで、2015年春に1日だけ開催し約5,000人を動員、ファミリー層にも大好評だった「豊洲野音 CARNIVAL(カーニバル)」が、今回はInterFM897開局記念として2015年10月31日(土)と11月1日(日)の2日間にわたり、1日目はハロウィン、2日目は収穫祭をテーマに開催されました。
「豊洲野音 CARNIVAL」は、音楽が好きな方はもちろん、小さな子どものいる家族でもみんなでライブを楽しめることを目的にした野音となり、ピクニックエリアやキッズエリア、授乳スペースなど、小さな子どものいる方に配慮した施設の設置をはじめ、参加アーティストも、現在30代〜40代の方がよく聴いていたアーティストが多数出演。コンサートやライブに足が遠のいてしまった方が、子どもと一緒に気軽に音楽を楽しめるようになっています。そのため会場内にはベビーカーがたくさん! ライブも子どもを肩車したり抱っこをしながら、リズムにあわせて楽しんでいるお母さんやお父さんの姿をよく見かけました。そして、そんなふうに楽しんでいるお母さん、お父さんの様子に、子どもたちもとても楽しそうでした。
音楽と、ゆったりとした時間が流れる空間に癒される
会場内にはステージが2つあり、11時30分から30〜40分おきに交互にライブが実施されるとともに、その合間にハロウィンやちんどんCARNIVAL宣伝隊、サンバなどのパレード、さらにInterFM897のブースでも、これからライブを行なうアーティストによるトークショーやニューカマーによるミニライブが行なわれるなど、1日中、あちらこちらから途切れることなく音楽が流れていました。
子どもたちも音楽を楽しむとともに、キッズエリアで積み木や指編み(指で編む編み物)などのワークショップ、たき火でマシュマロを焼いて食べたり、ハロウィンのフェイスペインティング、ジャグリングに挑戦したり、そしてやっぱり子どもならでは、追いかけっこをして楽しんでいました。
お腹がすけば、世界各国の料理の屋台で用意されている店舗限定の子どもメニューを。さらに会場真ん中には豚をまるごと食べるブースが出展。3時間以上かけてじっくり中まで火を通したイタリア流ブタの丸焼き「ポルケッタ」をはじめ、足の付け根はソーセージ、内臓は黒豆と煮込んだブラジル家庭料理の「フェジョアーダ」にするなど、“鳴き声以外は無駄なく全部食べ尽くす”をコンセプトに、私たちは命をいただいて生きているという大切なメッセージを、押し付けることなく伝えていました。
涼しさが増す17時近くになるとキャンプファイヤーに点火。たき火がしずらくなった都心で、こんなに大きなキャンプファイヤーはめったにない機会。初めて見るという小さな子どもも多いことでしょう。大きな炎や木のはぜる音、火の粉は少し怖いかもしれないけれど、見知らぬ人が輪になって暖をとる火のありがたさや、いつまで見ていても飽きない火の不思議な魅力を感じられたはず。
「豊洲野音 CARNIVAL」は豪華アーティストによるライブが素晴らしかったのはもちろん、常に音楽にあふれ、さまざまな場所で趣向を凝らした催しが行なわれ、広大なスペースのおかげもあってか、とてもゆったりとした穏やかな時間が流れ、心休まるくつろぎの空間のなか、みんなが思い思いに楽しんでいる姿、無心に遊ぶ子どもたちの姿が、とても印象的でした。2016年の春に第3回が開催されるなら、次は家族で来たいと感じました。
寒さ対策は必須、ライブはかぶりつきで見られる可能性が!
今回、1日目は朝から寒く、2日目も夕方以降は冷え込みました。野外で開催されるため、春でも秋でも、やはり寒さ対策は必須。安心して楽しむためにも、ウィンドブレーカーやポンチョなど、暖かいものを準備しておきましょう。また、場所によっては土ぼこりが舞うのでマスク、ビニールシートなどの敷物もあると便利です。
ライブステージは、ひとつのステージが終わると次の準備を行ないます。もう1ヵ所のステージでライブをしていたり、ちょうどはじまるタイミングなので人はそちらに流れていくので、お目当てのアーティストが出演するステージは、準備中から待っていると、かなり前の列から、場合によってはかぶりつきでライブを楽しめる可能性もありそうです。「こんなに近くで見られるんだ」というのも、とても嬉しいポイントでした。
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