世紀の大発見を体感! 2万年の時を越え、洞窟壁画の最高傑作が東京に出現!
特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」の開催概要が発表!
洞窟壁画の最高傑作を体感! 私たちの祖先クロマニョン人の正体にも迫る!
特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」では、現在は保全のために非公開となっている世界遺産の壁画を、最新テクノロジーを駆使して精密に復元。まるでラスコー洞窟に入り込んだかのように、目の前に実物大の壁画が甦ります。
ラスコーの洞窟壁画は1940年、迷子になった犬を探していた子どもが見つけました。牛や馬、すでに絶滅したマンモス、ケサイなどの動物の絵が色彩豊かに、さまざまな技術もって生き生きと描かれ、芸術のはじまりを感じさせるものでした。
同展では、そのような美しい壁画を楽しんでいただくことはもちろん、芸術の起源、そして私たちの祖先となるクロマニョン人の本当の姿を紹介。

「特別展『世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜』は、夢見ていた展覧会以上の出来になる。フランスからも思っていたより素晴らしいものをご提供いただける」と、国立科学博物館 人類研究グループ長で、同展監修を務める海部陽介氏
獲物を追いかけて暮らす素朴な“原始人”とイメージしがちですが、皮を加工し裁縫をし、美術品やアクセサリーもつくっていました。果たしてクロマニョン人はどこから来たのか? 特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」では、謎に包まれていたクロマニョン人の正体も解き明かします。
特別展『世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜』は2016年11月1日(火)から国立科学博物館で開催! 開催概要はコチラ!

ラスコーの洞窟は保全のため1963年に閉鎖、今では研究者ですら入れない。同展では、まるで洞窟に入ったかのような体験ができる

実物大で再現される2メートルの巨大な「黒い牝ウシ」。壁画群のなかでももっとも存在感がある。ウシの後ろには、約20頭もの馬の列も描かれている

「黒い牝ウシ」を特殊なライトで構図がわかるようにしたもの。ウシの後ろの馬の存在がよくわかる。また他の洞窟内部の壁画には見られない彩色と線刻の2つの技法が組み合わされている

実物大で再現される「背中合わせのバイソン」。バイソンが交差しているお尻部分は濃淡を付けて立体的に見せる技法が使われている。体の一部が赤いのは、春になると起こる毛色の変化を表しています

ラスコー洞窟内でもっとも深い位置に描かれ、謎に満ちた「井戸の場面」。槍が刺さり腸のはみだしたバイソンに倒れている鳥人間、そしてケサイ。写実的な絵が多い壁画にあって、この絵はつながりのある1シーンを描いているかのよう

会場に展示されていたネアンデルタール人(写真左)とクロマニョン人(写真右)の頭骨のレプリカ。クロマニョン人は、私たちと同じホモ・サピエンス(新人)で、DNAの研究でも共通性が確かめられた

マンモスの牙からつくられたウマの彫像。細部まで美しく表現されている

美しい毛並みまで表現された、トナカイの角でつくられたバイソンの像。舌を出し、体をなめているのがわかる
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