『魔女の宅急便』の作者
角野栄子さんの世界観を表現した
大好きな本に出会える児童文学館
江戸川区は『魔女の宅急便』の作者として知られる区ゆかりの児童文学作家・角野栄子(かどの えいこ)さんの作品の世界観をイメージした、大好きな本に出合える「魔法の文学館」(江戸川区角野栄子児童文学館)を2023年11月3日(金・祝)、東京都江戸川区のなぎさ公園内に開館します。
「魔法の文学館」は、角野栄子さんの想像力あふれる夢いっぱいな物語の世界観と、児童文学のすばらしさを発信する施設。
隈研吾氏が設計した純白の建物の中には、アートディレクターくぼしま りお氏がデザイン監修した「いちご色」の世界が広がり、角野栄子さんが自ら選んだ児童書約1万冊が揃えられています。
「魔法の文学館」は、子どもたち自身が自由に本を選び、手にとって本に親しむことで、夢のふくらむ豊かな創造力を育むことができる場を創り出していくことを目的としています。
角野栄子さんメッセージ
本をひらけばたのしい世界
一冊の本をはじめから終わりまで読むことは、とても大切なことです。そのために、とびっきりワクワクする本、思わず手を伸ばしたくなる本を選びました。人の手を借りるのではなく自分で自由に選んで、大好きな本に出会うことができたら、その本は一生の友だちになるでしょう。本は目に見えない不思議な力を持っています。読む人の心に寄り添い、一生涯励まし続ける、魔法の力です。この文学館を訪れたみなさんが、自分だけの魔法を見つけて、家に持って帰ってくれたら、こんなにうれしいことはありません。
1935年東京生まれ。3歳から23歳まで江戸川区北小岩で過ごす。出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年間滞在。その体験をもとに書いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』は1989年にスタジオジブリ作品としてアニメーション映画化された。2018年児童文学の「小さなノーベル賞」と言われる国際アンデルセン賞作家賞を受賞。翌年、江戸川区区民栄誉賞を受賞。
東京都江戸川区南葛西7-3-1 なぎさ公園内
・都営バス〔西葛20甲〕なぎさニュータウン行「なぎさニュータウン」下車
・都営バス〔亀29〕なぎさニュータウン行「なぎさニュータウン」下車
東京メトロ東西線「葛西駅」から
・都営バス〔葛西24〕なぎさニュータウン行「なぎさニュータウン」下車
JR京葉線「葛西臨海公園駅」から
・都営バス〔葛西26〕船堀駅行「なぎさニュータウン」下車
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