映画レビュー『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』（2D・字幕版）

軽い “ノリ” と音楽だけじゃない
心揺さぶる親子、兄弟姉妹の物語

2014年に公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編。前作を大幅にパワーアップした、とても見ごたえのある作品に仕上がっている。はじめて観る方はもちろん、観終わったあとに前作を観たくなったので、前作を観てから時間が経っている方は、もう一度観直してから、ぜひ続編を観て欲しい。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』というと70年代を中心としたヒット曲が満載で軽い “ノリ” 的なものが強調されがちだが、今作はそのノリはもちろん、キャラクターそれぞれが抱える複雑な人間関係、親子関係もクローズアップされ、笑いとアクションも満載の、心揺さぶられるヒューマンドラマになっている。

予告からもわかるとおり、今作では謎に包まれていた主人公ピーター・クイル（クリス・プラット）の父親が明らかになる。そこにはどんな想いがあり、親子関係が生まれるのか、お父さんと男の子の親子には、何かしら通じるものがあるかもしれない。またガモーラとネビュラの関係は、程度の差こそあれ兄弟姉妹なら誰もが抱く感情ではないだろうか。それぞれの関係、そして想いは、涙なくして観られない方も多いはずだ。

アイアンマンやスパイダーマンなど、『アベンジャーズ』に登場するスーパーヒーローと比べ、ガーディアンズたちは姿形はまったく違うのに自分や身近に似た人がいるようで、とても親近感を覚える。そんな彼らが大活躍するのも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の魅力のひとつだ。

そんなガーディアンズたち、2018年5月に全米で公開される映画『アベンジャーズ：インフィニティ・ウォー』でアベンジャーズに合流するそうだ。「アベンジャーズ」ファンも、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』は必見！（キッズイベント 高木秀明）

【映画紹介・予告編】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス　2017年5月12日（金）全国ロードショー！

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